ライティング講座を終えて…

昨日、講師を務めさせていただいた全４回の『ライティング基礎講座』が終了しました。

編集者・ライターとして仕事をし始めて、11年。

講師という立場になるのは、初めての経験でした。

勤勉で意識の高い、７名の女性受講生。

すでにライターとして活動している方もいれば、ライティングスキルを他に活かしたい方、これからライターとしての可能性を探りたい方もいらっしゃいました。

11年この仕事を続けてきたものの、私自身が学校や講座で学んだことがあるわけではなく、

何をどう教えてあげたらいいのか？非常に悩みました。

でもそのおかげで、自身の仕事内容や普段心がけていること、ベースになっている部分を改めて振り返ったり掘り起こしたり…とても良い機会になった気がします。

講座では、記事の構成、タイトルや見出しのつけ方、企画の立て方、気を付けたい文法や表現、取材の仕方……かなり濃く、でも基本となる部分をしっかり伝えることができたかと思います。

そして受講者の皆さんふたり一組になっていただき、実際に取材記事も書いていただきました。

「群馬のママ向け情報サイト」に掲載すると仮定し、互いに「ターニングポイント」についてを取材。

そしてその記事を事前に提出していただき、わたしが加筆・修正して、最終回に全員でシェアしました。

自分の文章を他の人に見てもらうこと、そして評価してもらう機会は、上達するためにとてもたいせつです。

「自分が話したことがどう記事になるのかが分かって、そちらも良い経験になった」というご意見もいただきました。

皆さんの記事を読んでいると、「頑張り」がすごく感じられて。

その方の人柄や個性が出ているのも面白くて。

そして何より、”ターニングポイント”を迎えるに至るまでの悩みや葛藤、そして今の想いが詰まった原稿を読んでいると、なんだかえらく感動してしまい…

同じ女性、ママとして心から応援したくなりましたし、一緒に頑張ろう！という気持ちになりました。

受講者の皆さんからは

「添削してもらって、自分のクセが分かってよかった」

「とても楽しかったし勉強になった！得意な表現もわかってよかった」

「もっと知りたい・勉強したいと思えた」

「仕事にすぐに活かすことができて、身に付いたという実感がある」

「今後文章を読むこと・書くことが楽しくなりそう」

…などなど、嬉しい感想をたくさんいただきました。

一方で、

「ライターの仕事がいかに難しいかということがわかった」

「みんなの文章を見違えるように校正できる未来さんはすごい…」

と、「わたしにはライターは向かないな…」と感じた方もいたようです。

それもまた良き発見なのではないかな、と。

無責任だと言われてしまうかもしれませんが、

受講者全員にライターになってほしい、なんて思っていません。

日本の学校教育を受けていれば誰でも使える「日本語」を駆使する仕事だからこそ、

そう簡単にお金が稼げる仕事ではないんです。

11年の経験があれど、わたしもまだまだ未熟、これから学んでいかなければならない立場です。

それにわたしだって稼ぎたい！（笑）

だから、本当にやりたい、なりたい、頑張りたいひとと一緒に成長していきたいし、

できることはやってあげたい、応援したいと思っています。

だからこそ言い方がちょっとキツイことも多いわたしですが（笑）

それだけ本気なんです。

プライドもあるんです。

秋に第三子の出産を控えているため、講座の次回開催については未定の状況ですが、

ご希望があれば講師として出張も致します！

その際はご相談いただければ幸いです。

Mirai Iwazaki